色々言われてる宮崎吾郎監督のゲド戦記を借りてきてみました
あちこちで作物が枯れ、羊や牛がダメになり、人間の頭が変になっている。世界の均衡が、崩れつつあった。
エンラッド王の下には、国を襲う天変地異の報が数多くもたらされていた。世界の均衡がもたらすはずの光が弱まり、黄昏が深まる予兆を告げる魔法使いに王の憂いは深まる一方だった。ひとり宮殿を歩む王を襲い、宝剣を奪い去ったひとりの刺客。薄れゆく意識の中で刺客に向けて呟いた名は「アレン」。それは、ただひとりの彼の息子の名前だった。
世界で最も偉大な魔法使い、大賢人のハイタカ(真の名:ゲド)は、世界に災いをもたらすその源を探る旅の途上にあった。旅の途中、ハイタカは国を出奔した王子アレンと出会う。アレンは“影”に追われているようだった。世界の均衡を崩し、災いをもたらす力は、アレンにも及んでいたのだ。影から逃げ惑い、心の闇と向き合うことのできないアレンの姿に、ハイタカは若き日の自分の姿を見ていた。
ふたりは共に旅を続け、人々が崩れた遺跡に巣食うように暮らす都城ホート・タウンにたどりつく。そこでアレンは、人買いに追われる少女テルーと出会う・・・。
amazon.co.jpより引用
ゲド戦記は読んでないけど、ル・グインの名前は早川文庫を買いあさってた身にはよく知ってる名前
うーん・・・・どうなんでしょうね^^;
画面構成、演出共に平板な感じ
フレームワークに緊張感が無いシーンが多過ぎ
なんでそういう設定にしたのか、全然後に生かされてないものが多数だし
真の名の扱いも浅すぎる感じ
竜の意味も曖昧、世界の均衡が崩れてきていると大風呂敷を広げたけど、それは途中からどっかいっちゃうし
ジブリお得意の役者等を声優として使うのも、なんか今回はうまくいってない感じで、演技が平板にみえちゃう
細かなカットをすると編集が大変、色数増やすと塗るのが大変、凝ったフレームを使うと描くのが大変・・・とかで作ったんじゃないの?・・・って疑っちゃうような感じ
元から監督志望じゃない人っぽいから?
ル・グインの宗教観みたいな台詞は出てくるけど、それに重みが出ないのは、それぞれのキャラクターの(映画上での)描き方のせいかもね
結構2時間が長く感じられる映画でした(ToT)