前に日記で回転翼の天使―ジュエルボックス・ナビゲイター(小川一水)っていう本を紹介しました
実はこの本は阪神大震災の時にヘリコプターの問題とかを元に書かれています
実際物語りでも災害救助について結構触れています
マスコミのヘリが飛び回って被災者の声が聞こえないというのも、確かこの小説で知りました
ビルの屋上に避難している人をヘリで救助するのが困難な点も
mixiのほうで質問されたので、ちょっと覚えてる点だけでも
間違いがありましたら、ご指摘ください
わたしもうろ覚えですが、ビルの屋上には柵もあれば避雷針その他何があるかはヘリからでは見えません
また、下方視界も限られています
メインローターやテールローターを何かに引っかけたら、墜落して二次被害を起こす事にもなります今回は津波被害ですが震度6~7の地震も受けていますし、地盤がゆるくなってる事や建物自体が損傷している場合、ヘタに着陸して自重をかけるとビル自体が崩壊するかもしれません
自衛隊のヘリが屋上に(見かけ上)着陸して救助してた映像もありましたが、実はすごい操縦テクニックだったりします
多分ローターを回して自重はキャンセルさせてるのでは?
風の影響も受けますから、全てに対処もしなければなりません
多分厳罰覚悟の救助方法だったのでは?通常ではホイストというロープを使った降下やつり上げでの救助になると思いますが、民間ヘリでは装備してませんし
その他色々あったと思いますが、いま思い出せるのはこれくらいです
今度崩れた本棚の整理がついて、この本を発掘できたらまた読んでみようと思います
また、この本が(ハルキ文庫事態はもう見かけないので)再度出版されて皆の眼に止まると良いのですが